kobutayabutaのブログ

アメリカで、ギルド、ビーに10年参加。

Feed Sack


フィードサックの話は、これからも、何度か出てくると、思いますが、今回は、最初の一歩❤️

ある日、ドット・デイビスが、私に「プレゼントがあるの。」と。

彼女が、週末に出かけたアンティークショップで、見つけたと、一枚のキルトを広げました。

「???」

それは、フェイク・パッチワークのキルト。四隅には、フィードサック様の花柄が着いていましたが、なんの変哲もない一枚です。

不平顔の私に、ドットは、キルトを裏返しました。

長い布が、ストライブ状に、繋がれていましたが、みんなフィードサックなのです。

今では、フィードサックは、貴重な高価な布になりましたが、多分、このキルトをつくっ人にとって、フィードサックよりも、フェイクパッチの布の方が、価値があったのかもしれません。

フィードサックは、目が荒く織られ、柔らかく、子供の衣類に再生される事が、多かったのですが、バーバラ・イートンは「主人のパンツも作った」と。

ある年、化学繊維が、大量生産された時も、キルターは、木綿より高価な化学繊維を使いましたし、ミシンが、入ってくると、ミシンで、パッチする事が、自慢になりました。「私は、ミシンを持っているの」と、自慢をするために。

そういう時代の背景は、テキサスのギルド、トップ、キャサリン・マクレディの専門で、私達は、時々、彼女から、講義を受けました。キャサリンは、膨大なフィードサックのコレクターでもあり、

私は、沢山のフィードサックを彼女から、譲り受けました。

様々な、価値観は、時代に揺さぶられるもので、今、アメリカでは、ミシンとも呼べないマシーンでの「ミシンキルト」が、広がっていますが、100年後にも、価値が認められるような「もの」をしっかり、見つめながら、歩き、次の世代にも、繋げて行きたいものです。

アン・ロング、メアリー・メイヤー、そして、私は、そういう「古風」な、所で、気があっていました。

Shellbarn Museum


アメリカ北東部バーモントは、ターシャ・チューダーの住む州として知らされていますが、その北にあるシェルバーン・ミュージアムは、キルターにとって、聖地のような所です。

広大な、広大な土地に、古い建物が、ポツン、ポツンと立ち、キルトサプライズが、次々に現れます。今も、そうであって欲しいと、思っていますが、どうなっているでしょう?

このキルト2枚は、シェルバーンの所蔵品を、私が、独自に作ったもので「ヘクサゴン・ロッグキャビン」と、呼んでいます😃

2枚の手法は、同じですが、繋ぐ順番を変えると、真ん丸くなったり、ちょっと歪んだボールになったりします。

シェルバーンは、とても、とても、1日では、見られず、確かチケットは、2、3日有効だったので、

私達は、近くのストウと言う町に、宿を、取りました。

まるで、アメリカの田舎町を絵に描いたそのまま。小さな美しい町です。

ホテルは、みんな小さく清潔感溢れ、居心地抜群です。

そこで、初めて知ったのですが、「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐一家が、最終的に住み、現在も子孫が、ホテルとレストランを、経営しています。

私達は、そのレストランで、食事をしました。

オーストリア・ザルツブルクの彼等の、出発地の邸宅(城)にも、行きましたが、多分、彼等は、ストウの町で、幸せだったのでは、ないでしょうか?

またまた、訪ねたい町の1つです。

グレタの手染め布


「Red-green」のキルトを、作ろうと「Mexicanrose」か「Cotton.ball」か迷いました。ビー・メンバーに相談すると、「両方」と。

彼女達の答は、いつもそう。

何かに迷い、どっちにしょうと、相談すると、決まって「迷った時は、両方してみる」

私は、「Mexicanrose」を作りました。

グレタの手染め布を使って。

「NorthCalorina-Lily」も、グルタの布を使いました。そして、日本の絣。

ある日、二人で、お寿司を食べに行き「私達が、食べた事のないお寿司が、食べたい」と言うグルタに納豆巻きを勧めました。「これは、無理」と。二人で、大笑いしました。

そんな時、彼女が「貴女は、私の布が、好きみたいだから、貴女の欲しい布は、みんな上げる。それでArmish-quiltを作って、キルトショーに出してくれない?

キルトは!貴女のものよ。ただ、コメントに、グルタの布を使いました。って書いて欲しいの」

私は、断りました。

キルト作りは、何からも自由てありたいから。「MATCH-A-PATCH」のメンバーは、常々

「私は、賞をとるために、作らない。お金の為に、作らない。誰かに頼まれて、作らない(誰かの為には作りますよ)」

人は、様々なしばりの中で、生きていかなければなりません。

その縛りから、自由になれる小さな場所が、あることは、本当に幸せな事です。

グレタの布は、魅力的です。

でも、ビー・ミーティングの場所で、彼女が、売ろうとすると、ビー・キーパーが「このミーティング内では、お金が、動く事は、許されません」と、キッパリ言います。

そんな小さな様々なルールに守られ、純粋にキルト作りが出来た時間は、私にとって、大切な、大切な「我が人生」です。

感謝。