kobutayabutaのブログ

アメリカで、ギルド、ビーに10年参加。

エピソードその2

遠くて近いご近所さん(昨日の続き)

ある日の朝、物干しに洗濯物を干しに出ると、Rちゃんが、パジャマで向かいのベランダに座っていた。

「あら、おはよう。何しているの?

寒くない?」

「まこさん、待っていたの。じゃ、又ね」


別の日、やっぱり物干しにでると

Rちゃんが、庭でしゃがんでいた。

「何しているの?」

「………」

暫くして

「あのね、私は虫が好きなの。

まこさんは、虫が嫌いだから

言いたくなかったの。今ね虫を見ているの」


ある日は

「まこさん!ピアノを習い始めたの。聞いて。

窓を一杯にあけ、猫踏んじゃったを弾いてくれました。


双子ちゃんも大きくなり

時々、挨拶するようになった。

ママが「この子の最初の言葉は、まこさんなのよ」


全くの他人ですが

遠くの孫たちより、私の事を知っている。

Rちゃんが、小学校に、入学時にお引越しを、された。


でも、時々、七五三よ、入学式だったと

訪ねてくれる。


ね、血の通わない二世帯住宅だって

あり得る話だと、思いません?


漫画家の矢部さんの

「大家さんと僕」みたいに。


私は、基本的に子供や高齢者に媚びない。

Rちゃんにも、最初に

「おばさん、おばあさんって呼ばないでね。私には、Rちゃんと同じように固有名詞がありますから」と、言いました。

そして、子供とはいえ、真摯に話を聞き丁寧に答えます。

将来成りたい仕事の話をしましたし、

友達の話も、聞きました。

教えられる事、大です。


年長の方も、同じです。

97歳94歳のおば達とも

ほぼ、毎日メール交換や電話で長話をして、笑い合います。

「xx姉さん、みっちゃん」と名前で呼びます。

彼女達の日々は、平凡ですが、

話す事があり、思う事があり

教えられる事、大です。

いずれは、私も同じように

悩み、考える事でしょう。


世の中は、本当に色んな人達で構成されています。

みんな違って、みんな良い。

そして、誰もが必要とされている。



布も、一緒。

捨てられる布は、

一つもない。





若い人に

こんな事、言わせたくない。