Tell-me-Anne-Log
本当は、「Sew-tooth」・ノコギリの歯ですが、私は、「アン・教えて」と、呼んでいます。
アンが亡くなり、引き渡された本と布から作りました。
アン・ロングは、当時85-6歳。
私の母の年齢でした。
ニューヨーク・ロングアイランド出身ということから(私も、住んでいた)親しくなり、年齢から来るものもあるのでしょうが、南部なまりのない、ゆっくりとした話し方は、私の語学力に有難いものでした。
アンは、小さな家にネコ二匹と、住んでいました。しばらくして、アンは、家の外壁を赤に塗り替えました。「長い間の憧れだったの。昔の小屋のような赤い家に住むのが。もう、今しかないでしょ😃」
娘は車で二時間程の町にいましたが、普段は90歳を過ぎるまで、一人ですんでいました。
私達は、家を行ったり来たりして、良くお喋りをしたり、映画に行ったりもしました。ありとあらゆる話をしましたよ。
楽しい日々でした。
アンは、東部の美大に行き、画家の主人と結婚。
主人が、賞を得て、二人で、1ヶ月ヨーロッパ旅行に行ったのが、人生最大の喜びだったそう。
でも、その時「一家に二人の画家は、いらないと、アンは、画家を諦め、テキスタルデザイナーとして、成功」
キルトのアイデアも、配色、縫い方も、しっかりしてぃました。
性格もね😃
ジェーンが言いました。「アンは、若い頃しっかり学んだから、あの年できれいなキルトが、出来る。ドンナは、今60歳で、初めたからアンの年齢になったとき、どんなキルトを作るかしら?貴女は、今を大事にするのよ」
私達の帰国後、アンは、90歳の誕生日を向かえ、娘の家で、パーティーが、開かれました。
東部からも、何人かの友人が、きましたが、アンは「みんな、遠くから、ありがとう。でも、一番遠くから、来たのは日本からよ」と、私を紹介して、嬉しそうでした。
それから、2年。
アンの娘から、訃報が、届き、キャサリン・キスカットが、アンの本と布を送ってくれました。
このキルトが、出来ました。
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