Quilt-Show
全米一のQuilt-Showと言えば、ケンタッキーのPaducah(パデューカ)のキルト・ショー。
ケンタッキーは、馬の牧場の多い田舎。
その中の小さな田舎町、パデューカは、春の一週間、キルトに埋まり、包まれます。町のホリデイインのコンベンションセンターで、一週間キルト・ショーが、開かれます。
ホリデイインの宿泊予約は、一年前には、埋まり、ミシシッピ河を遊覧船で来る人は、そこで泊まり、半径1-1,5時間以内の小さいホテル、モーテルは、一杯になり、小さな町のウィンドウは、家の自慢のキルトが、飾られます。
まるで、日本の小さな町で、ひな飾りが、町中で、飾られるように。
私は、1980年代後半から2001年、帰国するまで、何回か、訪ねました。
私の人生最悪のホテルに泊まったのも、パデューカのキルト・ショーの為でした。
前半の訪問時は、90%が、アメリカ人でした。
その内、日本人のディーラーが、来るようになり、古いキルトの値段が、つり上がりました。アメリカ人は、ちょっと不満げでした。
続いて、日本人のキルターが、ショーに参加して、賞を取るようになりました。
アメリカ人は、ちょっと困惑しました。
日本人だけでなく、アーミィシュの参加も増え、ボランティアにも、立つようになり、駐車場に、アーミィシュの人のバギー(馬車)が、並ぶようになりました。
良いことでしょうね。たぶん。
でも、私は、パデューカからは、遠ざかりました。
テネシー時代、コミュニティーカレッジで、教える女性に、お世話になりました。
日本贔屓の彼女の家には、日本の家具調度品が、沢山ありました。
私は、思わず「日本から、他国に来てしまったのね。日本に、いて欲しかったな」と言ってしまいました。
彼女は、即「じゃ、貴女は、キルトを一枚も、持ち帰らないで」
キルトショーには、全米の各地から、ビーのメンバーが、それぞれに、意匠を凝らして、「お揃い」で、やって来ます。
おばあちゃん達も、可愛らしいんですよ。
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