ドット・デイビスのサークル
師であり母であるドット・ディビスが、
「面白いもの見つけたから」と
テキサスの私に、テネシーから
送ってきた。
だから、「ドットのサークル」
ヒストリアンのベッツは
「サンバーストだと思うわ」と。
でもね。
キルトの名前は、伝統的なものを覚えた方が、何かと便利ですが、自分で命名しても、一向に構わないのですよ。
こんなブロックが
送られて来た。
1998年制作
一つ足りない分は
アン・ロングが、メッセージを
書いてくれた。
テネシー時代、山の上のキルトショップに行くと
オーナーのキャロリンが
「アナタどんなキルト、作っているの?」
写真を見せると「持っていらっしゃい。ここで小さなショーをしましょ」
1〜2週間、飾って下さった。
ベッツが、新聞コラムに、書いてくれました。
同じ町に住む日本人が、
「じゃ、私のもお願いします」
キャロリンは、見たあと「ノー」
その方は、日本で教室に通い
小さいけれど、美しいキルトを作っていらした。針目も、色彩も本当に美しかった。
後々、思うのですが
私のは、稚拙ながら、自分で考えたキルト。
彼女のは、どの人が作ったか、解りにくいキルト。
そして、単純にキャロリンの好みに依るのでしょう。
アメリカでは、それは、大切な事なのでしょう。
自慢でもなく、私が「サザンアメリカンキルター」と、名乗る所以でもあります。
私のキルトは、日本では、異質と見られる事もありますから。
そして、受け入れられない事もあります。
あくまで、展示会、コンクールのためでなく、愛する誰かを温め、良い眠りに誘うためのキルトですから。
アメリカ、サウスのおばあさん達が作るキルトとキルトの精神を繋いでいるだけですから。
どちらが良いか、悪いかの問題ではありません。
日本人のキルターを、敵に廻してしまったかも知れませんが、
私には、そんなつもりはありません。
色んな道があって、みんな良いのだと思っています。
若い人が
自分の好きな物を見つけられますように。
自分の心を、移す事ができるものが、見つかりますように。
人生は、思っているより長いと思います。
支えられる何かを持っていると
少し、我慢や耐える事も出来ると思います。
道は、一つではありません。
人の数だけありますから。
これは、主人に、注文して、作ってもらったもの。
赤いハートの手のひらに収まるサイズ。
卵を茹でる時、中心にある小さな針で、卵の殻に穴を開けます。
我が家だけのオリジナル
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