Spool and Heart
キルターは、エスペラントを話せるようなものだと、私は、思っています。
ある時、ドイツからイタリアに向かう電車に乗りました。
コンパートメントには、私達夫婦と同じ年代のカップル。ちょっと大きな荷物を棚に積んでいました。
月並みに「私達は、日本人。貴方達は?」と聞くと「私は、スペイン。彼は、アメリカ人よ」
「あら、私達は、今、テキサスに住んでいるの。アメリカは、どちら?」と、話はどんどんつながって行きました。
そして、なんと!彼女は、スペインのキルターだったのです。カップルは、今、スペインの高齢者村に住んでいて、スペインでは、手に入らないので、スイスまで、「バーニナ(日本では、ベルニナ)」のミシンを、買いに来たの。嬉しくって仕方のない様子でした。
私も、バーニナのミシンを使っているわと、言うと「見せましょう!見て、見て」と、パッケージを開けそうでした。
お断りしましたが、キルト話は、続き、やっぱり、布の話。
スペインでも、キルトの布は、中々手に入らない事。時々彼が、アメリカに帰国すると、買って来てもらう事。
私達は、住所交換をして、暫くは、スペインとアメリカの間を、布が、行ったり来たりしました。
彼女からは、いつもインテリアファブリックでした。
私達は、本当に、キルト材料に、恵まれていると、痛感しました。
日本に帰り、今でも、私の使うキルト材料は、アメリカから、調達しています。
残念なのは、今(2021年1月)現在、送料の高騰で、たった20ドルの材料に、送料700ドルが、表示されました😵
もう、買えませんね。
このスクラップキルトも、好きで、二枚作りましたが、3枚目を計画中です。
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