ストリング・スター
2005年制作
ブロックは、キャサリン・キスカット
裏の2枚は、ドット・ディビスのブロック
私とキャサリンは、私の帰国後も
毎年、二人で2枚のキルトトップを作り、一枚ずつ交換していました。
キルターにとって、同じキルトを持つと言う事は、友人の証みたいなもの。
この年
キャサリンは、ストリングを繋ぎ
星のパターンのブロックを作ってくれました。
赤い星のプリントでつなげ、
裏には、以前ドットが、サンプルとしてくれた2枚のブロックを、配しました。
ダイアモンド型の紙(昔は電話帳や新聞紙、今はクッキングペーパー?)に布をミシンで次々に縫い、紙を剥がす。
一番大変なのは、紙を剥がす作業。
キャサリンは、私より後に
マッチ・ア・バッチに参加しました。
最初の自己紹介で
「私は、キャサリン。キャッシーとは呼ばないで下さい。もう子供ではありませんから。」
へぇー、そうなんだ。
彼女は、体は大きかったですが、
まるで、エリザベス・テーラーのような美貌でした。
郊外の8エーカーもある土地に(1エーカーは、約1200坪)小さな家に、夫婦で住んでいました。
やはり、自己紹介の時に
「ストロベリーハウスに住んでいます」
私には、そう聞こえたので、イチゴ色か?
イチゴに囲まれた?
と、ちょっとウットリしました。
でも実際は、ストロー(麦わら)パイル(ブロック状に固めた)家でした。
ストロー・パイルを積み重ね、内外を漆喰で塗り固めた、大きなワンルームの家でした。
まるで、三匹の子豚が作ったような…。
春には、養蜂家が、巣箱を起きに来ましたし、夏の暑い日は、放し飼いの鳥たちが、産んだ卵が、茹で卵になったとか?
トイレも、水栓ではなく、エコトイレ。
説明は、難しいのですが、非常に合理的で、連れて行った主人の高校生の甥っ子は、ここに一番興味を持ちました。
暫くして、その土地の端っこに
高速が、通る事になり、私には、遥か彼方に出来る感覚でしたが、キャサリンには、許しがたい妨害行為のようで、
暫くして、町の北、歴史的保存地区のような古い小さな家に、越してしまいました。
夫婦二人で、家の内外をリノベーションしていましたので、長い時間がかかり、
私は、その家に訪ねる前に、帰国しました。
長い話で、ごめんなさい。
今も、キャサリンは、思い出したように
時々、メールをくれます。
キルト交換は、止めましたが。
多分、最後の甘平が、
愛媛から届きました。
肉じゃが
我が家は、水分一滴も使いません
あげの中に、ふき味噌を入れて
焼きました。
しめじ、春菊、ほーれんそう
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