グレィシャーベイ
アラスカに住んでいたバーバラ・イートンに勧められたのか定かではありませんが、グレィシャーベイに行きました。
ムカシ。
国立公園になっているので、
最終的には、セスナよりちょっと大きな飛行機でしか、行く事は出来ません。
公園内には、ホテルが、一つ。
ホテルを使わない人は、キャンプ。
厳しい規定があり、ホテルは、快適ですが、テレビ、電話もありません。
食事は、三食ホテルが、用意してくれます。美味しい。
のんびり、一週間くらいの滞在が、平均だったような。
毎日、希望者には、ツアーが、用意されていて、「クジラを見に」「氷河見学」「森の散策」など、飽きる事はありませんが、勿論、ホテルの大きな暖炉を囲み、滞在者同士のおしゃべりも、楽しみです。
フロリダから来ていた、教師をリタイアした夫婦は、毎年来ると言い、私達にも、毎年ここで会おうと、連絡先をくれました。
ある朝、ホテルの前の入り江(ベイ)に散歩に出ると、一頭のクジラが、ゆうゆうと入ってきました。
クジラは、ベイの奥まで行くと、Uターンして、海に向かいました。
中程、ちょうど、私達の座って見ていた所までくると、急に、ホバリング(?)を始めました。
高く飛び上がりバターンと、体を海面に叩きつける。私達の所にしぶきが、届きそうに。
最初は、ビックリしましたが、何度も何度も繰返されるのを、見ていると、
狂ったのか、または、苦しいのか
心配になってきました。
20回程、繰り返すと、クジラは、ゆうゆうと大海に戻っていきました。
カメラもなく、私達二人だけのためのショーでした。
ホテルに帰り、その話しをすると、ホテルのかたは、「それは、あまり珍しくない事、それより、貴方達、熊に合わなかった?今朝は、この辺りにいるって、情報があるよ」
「合わなかったけど、そう言えば、まだ、新しい落とし物を見たわ」
「熊のだ。合わなくって良かったね」
何年かして、ラジオでクジラウォッチャーの、話しを聞いた。彼は
「人間は2種類に分けられる。
鯨を見た人と、見なかった人」
私は、若い人に「新婚旅行は、グレイシャーベイに」と、勧めていますが、
まだ、周りにグレィシャーベイに行ったという人は聞かない。
グレイパール
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