kobutayabutaのブログ

アメリカで、ギルド、ビーに10年参加。

グレィシャーベイ

アラスカに住んでいたバーバラ・イートンに勧められたのか定かではありませんが、グレィシャーベイに行きました。

ムカシ。

国立公園になっているので、

最終的には、セスナよりちょっと大きな飛行機でしか、行く事は出来ません。

公園内には、ホテルが、一つ。

ホテルを使わない人は、キャンプ。


厳しい規定があり、ホテルは、快適ですが、テレビ、電話もありません。

食事は、三食ホテルが、用意してくれます。美味しい。


のんびり、一週間くらいの滞在が、平均だったような。

毎日、希望者には、ツアーが、用意されていて、「クジラを見に」「氷河見学」「森の散策」など、飽きる事はありませんが、勿論、ホテルの大きな暖炉を囲み、滞在者同士のおしゃべりも、楽しみです。

フロリダから来ていた、教師をリタイアした夫婦は、毎年来ると言い、私達にも、毎年ここで会おうと、連絡先をくれました。


ある朝、ホテルの前の入り江(ベイ)に散歩に出ると、一頭のクジラが、ゆうゆうと入ってきました。

クジラは、ベイの奥まで行くと、Uターンして、海に向かいました。

中程、ちょうど、私達の座って見ていた所までくると、急に、ホバリング(?)を始めました。

高く飛び上がりバターンと、体を海面に叩きつける。私達の所にしぶきが、届きそうに。

最初は、ビックリしましたが、何度も何度も繰返されるのを、見ていると、

狂ったのか、または、苦しいのか

心配になってきました。

20回程、繰り返すと、クジラは、ゆうゆうと大海に戻っていきました。


カメラもなく、私達二人だけのためのショーでした。


ホテルに帰り、その話しをすると、ホテルのかたは、「それは、あまり珍しくない事、それより、貴方達、熊に合わなかった?今朝は、この辺りにいるって、情報があるよ」

「合わなかったけど、そう言えば、まだ、新しい落とし物を見たわ」

「熊のだ。合わなくって良かったね」


何年かして、ラジオでクジラウォッチャーの、話しを聞いた。彼は

「人間は2種類に分けられる。

鯨を見た人と、見なかった人」


私は、若い人に「新婚旅行は、グレイシャーベイに」と、勧めていますが、

まだ、周りにグレィシャーベイに行ったという人は聞かない。


グレイパール