kobutayabutaのブログ

アメリカで、ギルド、ビーに10年参加。

産み出す

仏師は、仏像を創り出すのではなく、

木から、産み出す感覚だと、聞いたことがあります。

仏様は、既に、木の中にいらして、

それを、形になる手助けをするのみとか。


恐れ多い事ですが、

私も、キルトを作る時、そんな気になる事が、あります。

「作ろう」という気が、殆ど無くなり、

布が、「そこに、いきたい」と云う声を、聞いてそのまま切って、縫う。

つまり、無心にキルト作りに向かう。

勿論、最初から、そうだった訳では、ありません。

最初は、自分が、先に立ち、「自分が、デザインを考える」

「自分が、布を選ぶ」が、優先だったような。

今は、布を、前に、「どんなになりたい?」と、聞いたり、または、

聞かなくても、布が、自分で、選んでくれる感覚。

多分、無心になれ、欲が、無くなり、

つまり、年を重ねたと言う事ではないでしょうか?


私は、布とキルトの間にいて、ただ針を動かす、職人に徹しています。

それでも、思いがけない素敵なキルトが、出来たりします☺️


何度も登場「スクラップ・アップル」

「パイン・アップル」つまり、パイナップルのパターンのスクラップだから「スクラップ・アップル」

3枚作ったら、スクラップが、きれいに無くなりました。




私のは、6インチブロック。

中心squareは、1インチです。

私のアップルは、1月のブログを、見てください。

私は、9枚のジップロックに、それぞれの型紙と、カットした布を入れ、

縫い進みました。