産み出す
仏師は、仏像を創り出すのではなく、
木から、産み出す感覚だと、聞いたことがあります。
仏様は、既に、木の中にいらして、
それを、形になる手助けをするのみとか。
恐れ多い事ですが、
私も、キルトを作る時、そんな気になる事が、あります。
「作ろう」という気が、殆ど無くなり、
布が、「そこに、いきたい」と云う声を、聞いてそのまま切って、縫う。
つまり、無心にキルト作りに向かう。
勿論、最初から、そうだった訳では、ありません。
最初は、自分が、先に立ち、「自分が、デザインを考える」
「自分が、布を選ぶ」が、優先だったような。
今は、布を、前に、「どんなになりたい?」と、聞いたり、または、
聞かなくても、布が、自分で、選んでくれる感覚。
多分、無心になれ、欲が、無くなり、
つまり、年を重ねたと言う事ではないでしょうか?
私は、布とキルトの間にいて、ただ針を動かす、職人に徹しています。
それでも、思いがけない素敵なキルトが、出来たりします☺️
何度も登場「スクラップ・アップル」
「パイン・アップル」つまり、パイナップルのパターンのスクラップだから「スクラップ・アップル」
3枚作ったら、スクラップが、きれいに無くなりました。
私のは、6インチブロック。
中心squareは、1インチです。
私のアップルは、1月のブログを、見てください。
私は、9枚のジップロックに、それぞれの型紙と、カットした布を入れ、
縫い進みました。
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