能登のカモメ
義母は、93歳で逝きました。
風邪気味だと、一週間、床につき。
私は、義母の太ももを擦っていました。
そこが、痛いと言うので。
暫くして「おばあちゃん、いややったら、止めるよ。大丈夫?」
「お願い、続けて」
私は、ゆっくり擦り続けました。
義母は、暫くして、逝きました。
人は、誰かと繋がっている事で、とても安心するのですね。
心もですが、体もね。
手をそっと繋ぐだけで「一人じゃない」と、誰もが、安心します。
安心って、大事。
私は、義母が、大好きでした。
夫と結婚して暫くして、義母に
「僕の体重越したら、離婚だからなと
言われました。」と。
義母は、笑って「大丈夫。貴女が離婚されたら、私達が、貴女を選びます。
息子と、縁を切って」
義母は、ずっと私の味方でした。
義父は、もっと。
結婚前は、二人共、大反対でしたよ。
体が悪く、子供も、産めない(医師に言われてました)安い給料の息子を、助けられそうもないお嬢様育ち。
誰でも反対しますよね。
感謝しかないです。
私は、「不思議な男の子」にあった以上に、この義父母に会えて、幸せでした。
能登も、私の好きな場所。
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