kobutayabutaのブログ

アメリカで、ギルド、ビーに10年参加。

ポットが、壊れた


赤いポットに買い替えた。

私は、元々やかん派

ずっと昔、キルト仲間のYさんが 

「貴女の家で、みんなでお茶を頂くから、ポットをプレゼントするわ」

「いらないわ」

「電気で、すぐ湧くのよ」

「いらない」

「みんなが、お茶するのに、便利だから」

で、私は、ポットの知識も何もなく

「プラスチックは、嫌よ。ステンレスで、1リットル入りなら……」

彼女は、私の希望通りのポットを持ってきました。

後で知りました。

彼女の予算は5000円まで。

でも、私の希望は、彼女の予算の倍を越えていました。

以後、私は、壊れるたびに

同じメタルのポットを使い続けて来ました。


彼女は、もう何年も前に亡くなりました。

前回壊れた時から、同じものは、無くなりましたが、似たものを探しました。

そして、今回

同じメーカー、同じステンレス、同じ容量。でも、赤を買いました。


テキサスの仲間、アン・ロング。

当時90歳前。

カワイイ一軒家に一人住んでいました。

私とアンは、母娘程の年齢差がありましたが、集りの帰りや、別の日によくデイトしました。

彼女の家のポーチで、お茶を飲みながら

「ねえ、まこ。

家を赤いペイントにしようと思うの。

昔からの夢なの。もう赤い色にしても良いでしょ」

赤い家に住み、幸せそうにアンは2、3年後に亡くなりました。


私は、まだ、アンの年には遠い。

でも、「母さん」のような

Yさん、アン!

赤いポットで、良いでしょ。

また、20枚出来た。

一つの袋に20枚ずつ。

トータル80枚。

半分を越しました。


山形からキウイが、届く。

冷たい、山形の空気と

暖かい、友の心を詰めて…。