kobutayabutaのブログ

アメリカで、ギルド、ビーに10年参加。

角野栄子さん

角野栄子さん、87歳

もうすぐ、88歳。

軽やかに、子供のように

軽やかに、大きな人生を、歩いていらっしゃる。


その彼女は、最近鎌倉の自宅から

下町の深川に、良く足を運ぶとか。 

幼い頃育った町。

すっかり、変わってしまった町へ。


私には、そんな町は、あるのだろうか?

転勤族の家庭に育った私に。

でも、懐かしい町として、最初に浮ぶのは高山市。

中学2年生から2年間、過ごした。

町外れの放送局、窓を超えたら社宅。

隣は、神社。

神社との堺に、ヤギが一頭繋がれていた。

反対斜面では、冬にはスキーが出来た。

庭からは、高山線が一文字に都会に向けて走って行くのが見えた。

妹は、夕方になると、その列車を眺めて泣いた。

「帰りたい」と。


私は、その町が好き。

帰国後、落ち着いてから

毎年、通った。

当時の友人と過ごした。

放浪する私と異なり、

ずっと高山に暮らし、

ずっと友達でいてくれた友。

コロナが、始まるまで通った。

また、行くつもり。

私の好きな町。


白の秋明菊が、やっと咲き始めた。

ピンクは、一ヶ月以上前に咲き始め、

もう、終盤なのに。

遺伝子が、全く違うのね。

親から、伝えられた情報が

違うのね。


真っ青な空に

一直線の雲。

左に白い月。秋ばれ。